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家づくり|フローリング

家づくり|フローリング

床の定番 フローリング

木質系のフローリングは、見た目に美しく、木材ならではの適度な弾力が衝撃を和らげます。カーペットや畳と比べてダニが発生しにくいことも大きなメリットです。

無垢or複合?

フローリングには、1枚の板からつくられた無垢フローリングと、合板などの基材の表面に、デザイン性が高い化粧単板を張り付けた複合フローリングがあります。

無垢フローリングは木材の素材感が、複合フローリングは扱いやすさが利点です。厚い表面単板を使った複合フローリングは、双方の利点を兼ね備えています。

無垢フローリング

1枚の板をそのまま床材として利用する上等なフローリングです。耐久性が高く、傷がついても下の基材がむき出しになるようなことがありません。木の良さがそのまま反映され、幅広い樹種とグレードから選べます。

無垢フローリングの代表的なサイズ(定尺)は、長さ1820mm、幅は75mmか90mm、厚さは15mmです。

針葉樹のフローリングの特徴は、広葉樹よりも幅広材や長尺材が取りやすく、大きなサイズに対応できる点です。たとえば、もともと縁側用としてつくられた縁甲板(えんこういた)は、3.6~4mと長く、幅も100mm程度と広いものです。継ぎ目が少ないため、すっきりとしたデザインになります。1階の天井と2階の床を兼ねられる、厚さ30mmのものもあります。

多くのフローリングは出荷時に塗装されています。塗膜が強く手入れが簡単なウレタン塗装が一般的です。無塗装品の場合は、ワックスや含浸タイプのオイル系塗料を現場塗装します。木の感触を楽しむ場合でも、汚れ止め程度の塗装は施したほうがよいでしょう。

自然素材そのままの無垢フローリングは、木目も色もさまざまで、1つとして同じものがありません。ある程度色合わせをして出荷されますが、色を適度に散らして施工するセンスが必要です。

無垢フローリングの注意点

無垢フローリングで注意したいのは、どんなに高品質なものでも温度や湿度の変化によって湿気を吸収したり、乾燥したりして伸縮することです。あらかじめ伸縮しても大丈夫なように隙間をあけて張るなどの対処が必要です。一般的には、含水率が12~15%のものを選びます。

複合フローリング

複合フローリングは、低価格で扱いやすく、無垢材に比べて収縮や変形が少ないため、床暖房に対応するなど機能性に優れています。貴重な高級木材を表面のみに使用しており、資源の有効活用にもなります。

最近の複合フローリングは塗膜の技術が向上しており、手入れがしやすく、傷やへこみがつきにくくなっています。デザインも豊富で、製品ごとの色ムラが少なく、均一な仕上がりになります。

通常の複合フローリングは、化粧単板が1mm以下と薄いのですが、これを3mm程度の厚みにしたものがあります。質感がありながら変形が少ないという、無垢と複合の両方の特徴を併せもちます。土足歩行が可能なほどの耐久性で、無垢材のようにやすりがけをすることもできます。

無垢フローリングの塗装の種類

■合成樹脂塗料:表面に膜をつくることで木材を守る。汚れを落としやすく、日常のお手入れが簡単。

■浸透性オイル:主に植物油を原料とした自然塗料がある。素材感を損なわずに着色し、木材を内部から保護する。クリア塗装なら、表面が濡れ色になり、木目がはっきりと出る。3~5年に1回塗り替え。

■ワックス:木材表面で固まるため、表面を保護する役割がある。基本的にはオイル塗装の後にワックスがけをするとよい。ワックスがけのみも可能で、素材そのものの色に仕上げるのに適している。年2~3回塗布。

無垢フローリングの種類と特徴

■広葉樹:ナラ、カエデ、ブナ、チーク、カリンなど。硬い木が多く、耐久性が高い。樹種も豊富で、淡い色のカエデから重厚感のあるチークやカリンなど、いろいろな表情を演出できる。

■針葉樹:スギ、ヒノキ、パインなど。広葉樹に比べて柔らかく、衝撃をよく吸収する。素足で歩いたとき、温かみを感じる。スギは傷つきやすいので、圧縮して表面の強度を高めた圧縮フローリングもある。

板張りのパターン

■乱張り:板の長さがまちまちの場合の張り方で、継手の位置が一直線上に並ばない張り方。

■いかだ張り:板の長手方向継手位置を一定に少しずつずらす張り方。

■市松張り:寄せ木を市松模様に張り込む張り方。パーケットフロア張りともいう。

■矢筈(やはず)張り:矢筈とは矢の末端の弓の弦を受ける部分のこと。寄せ木張りの1つ。

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