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家づくり|坪単価の落とし穴

家づくり|坪単価の落とし穴

坪単価は、建物価格の目安としてよく用いられる考え方です。

建てたいと思っている床面積が想定できているとき、坪単価が分かれば総額を算出できます。

また、用意できる金額が分かっていて何坪ぐらいの家が建てれるかを知りたいときにも使われます。

このように「坪いくら」は、仕様や性能の違いを価格で知ることのできる便利な考え方です。

しかしながら、じつは坪単価は、基準があいまいで条件によって上下します。

同じ仕様でも、除外する工事の種類や建物の大小・形状によって上下するという不確定な要素があるのです。

 

そこで今回は、坪単価を目安に家づくりの費用を検討する場合の注意事項についてお話したいと思います😊

坪単価を目安に家づくりの費用を検討する場合の注意事項

本体工事費に含めるもの含めないもの

本体工事費に含む項目には、じつはばらつきがあります。

たとえば、造り付けの家具の数や、照明のグレード、エアコンや床暖房の有無など、どの程度まで見込むかで総額が大きく変わってきます。

本体工事費に含まれているものとそうでないものをしっかりと把握する必要があります。

床面積の考え方

ロフトやベランダ、玄関ポーチ、デッキなどは、屋根・床・壁があったとしても、法的には床面積にはカウントしませんが、工事では他の部分と変わらない手間と材料がかかります。これらの部分を全部床面積に足して総額を割れば、とうぜん坪単価は小さくなりますから、ここにも注意が必要です。

坪単価を左右する法則①

本体工事費の項目が同じ、仕様が同じ、施工者が同じでも、坪単価に違いが出ることがあります。

まずは床面積の大小による違いです。

家は小さくても大きくても使う材料はあまり変わりません。そして費用のかかる部分である浴室やキッチンなどの数やグレードも、家の大小に左右されません。

つまり坪単価は、面積によって比例配分とはならず、小さい家ほど高くなるものなのです。

坪単価を左右する法則②

同じ床面積の家でも、階の面積配分や建物のかたちの違いで坪単価は変わってきます。

でっぱりや凹みが多い建物は、整形の建物に比べ外壁や屋根面積が増えるため、坪単価も上がっていきます。

まとめ

本体工事費に含まれなくても、家を建てるためには欠かせない工事や仕事は少なくありません。

あとで「これがついてない💦」なんて後悔しないように、事前に十分検討し、自分たちの暮らしに必要と思うことを優先して計画を立て、基準があいまいな坪単価に惑わされないようにしましょう😊

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