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家づくり|床暖房の種類
床暖房の種類と選び方
床暖房は大きく電気式と温水式に分けられます。
電気式は、薄型のヒーターを床下に敷くだけなので初期費用を抑えられますが、毎月の電気代が高めで、洗面室など必要なときだけ使用する場合に向いています。
温水式は、床下に温水を循環させるパイプを敷くほか、熱源機の設置も必要になります。初期費用は電気代よりも高くなりますが、ランニングコストは低めで、LDKなどの広い場所で長時間使用する場合に向いています。
使い方だけでなく、初期費用とランニングコストも考慮した上で、最適な床暖房のタイプを選ぶようにしましょう。
なお、床材には発熱に耐えられる床暖房対応の素材を使用するため、通常の床材よりも価格が少し高くなってしまいます。その点にも留意しておきましょう。
電気式
電熱線ヒーター式
■設置が簡単で初期費用も抑えられる
フローリングの下に電熱線ヒーター内蔵のパネルを設置するだけなので初期費用を抑えられるが、ランニングコストが高くなることが多い。洗面室など狭いスペースや短時間の使用に向いている。
・初期費用…電熱線パネルのみなので安くなる
・ランニングコスト…10畳1ヵ月使用 およそ7000円
・寿命…約7年~10年
・メリット…電熱線パネルを敷くだけで初期費用が安く、一部屋のみの設置も可
・デメリット…1ヵ月にかかるランニングコストはほかの床暖房より高めになる
PTC式
■温度センサーで電気代を節約できる
薄手のPTCヒーターと断熱材を床下に敷くタイプ。日光や床の上の人の有無を認識する温度センサーがついていて、過剰に床の温度が上昇することを防ぐほか、電気代を節約することも可能。
・初期費用…シート状の暖房材を敷くだけで高くはない
・ランニングコスト…10畳1ヵ月使用 およそ6000円
・寿命…10年以上
・メリット…初期費用が高くなく電熱線ヒーターよりランニングコストも低い
・デメリット…床全体に電流が流れるまで時間がかかるため、温度上昇が遅くなる
蓄熱式
■日中よりも安い深夜電力を利用
床下に蓄熱材を敷く方式。電気代の安い深夜電力を使って蓄熱材に熱をため、日中に放熱させる。ランニングコストが抑えられるため、広い範囲に床暖房を設置したいときにオススメ。
温水式
■温まるのが早いので家全体や広い部屋向き
床下にパイプを埋め込んだパネルを敷いて、そこに暖めたお湯を循環させることで部屋全体を温める。エネルギー源は電気とガスがあり、ランニングコストは電気の方が低め。
・初期費用…熱源機の設置など、かなり高額になる
・ランニングコスト…10畳1ヵ月使用およそ4000円
・寿命…熱源機約10年、温水パイプ約30年
・メリット…ランニングコストが低め。熱源機を電気にするととり下がる
・デメリット…給湯器の設置や配管工事が必要なため、初期費用が高額になる
熱源機の設置費用
電熱式床暖房とは異なり、温水式床暖房を使うためには別途熱源機の設置が必要です。エネルギー源は電気かガス(または両方)で、どれを選ぶかによって熱源機本体の価格や設置費用が異なります。床暖房専用の熱源機もあれば台所や浴室などの給湯と一体型の熱源機もある。普段の給湯方法と合わせて検討しましょう。
■熱源機本体の価格
・電気…およそ50~100万円、ヒートポンプ式、エコキュートなど
・ガス…およそ20~200万円、エコジョーズ、エネファームなど
・電気とガス…およそ40~80万円、エコワンなど
まとめ
床暖房は選ぶタイプや熱源機の種類によって費用が大きく異なります。
・使用方法や使用時間を考えて決める
・設置面積や設置費用からタイプを選ぶ
・設置後のランニングコストも考慮する
このポイントに注意して後悔のない床暖房選びを行いましょう。