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家づくり|電気スイッチとコンセント②

コンセントの数と位置
私たちが使う電化製品の数は昔に比べてかなり増えているので、コンセントは多めに設置します。
まず、その部屋で使用する電気機器をリストアップします。設置場所が決まっている電気機器と、移動して使う電気機器の両方を想定して位置を検討します。
使い勝手を考える
固定して使う電気機器が多いキッチンまわりやテレビまわり、パソコン周辺部などは、ケーブルが錯綜したりタコ足配線にならないよう注意が必要です。棚や机、カウンターなどのサイズに合わせ、数や高さを決める必要があります。掃除機や扇風機、充電器など、移動して使う電気機器のコンセントは、抜き差しがしやすい位置にあるとよいでしょう。室内や廊下などバランスよく配置します。高齢者はしゃがみながらの作業がつらいため、高めに設置するのがよいでしょう。
コンセントの種類
コンセントにもいろいろな種類があります。主に安全性を高めるもので、パソコンなど抜けては困る製品に使う抜け止め式、冷蔵庫や電子レンジ用のアース付き、コードに引っかかったときに安全なマグネット式などがあります。
床に設置するコンセントなら設置場所の可能性が広がります。引き戸の広い空間で壁が遠かったり、食卓の下に欲しい場合に有効です。
また、屋外でも電気を使いたいときがあるでしょう。クリスマスの電飾も屋外配線があると便利です。電気自動車(EV)の充電には、専用回路の電源が必要なため、計画しておくのもよいでしょう。
まとめ
2回にわたって電気スイッチとコンセントについて解説しました。昨今さまざまなメーカーから、暮らしに役立つ電化製品がたくさん発売されています。しかしコンセントの数や位置が合っていないと、万能な電化製品も使い勝手が悪くなってしまいます。どんな電化製品を家のどこで使うのかを間取プランを考える段階でしっかり把握しておきましょう。