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家づくり|長期優良住宅

長期優良住宅
環境にも国民経済にもよい影響を与える長持ちする家。基準を満たした家を「長期優良住宅」と認定することで、世代を超えて住み継ぐことを目指し、中古市場でもその家の資産価値が評価されることを狙いとする制度です。
丈夫で長持ちする家への優遇政策
住宅を長期にわたって使い続けることで、「解体による廃棄物を減らし、環境負荷を軽減する」「建替えに要する国民経済全体の負担を軽くし、より豊かでやさしい暮らしへの転換を図る」。これらを大きな目的とした「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」があります。
認定を受けるには、
①丈夫で長持ちする
②住む人の変化に対応できる
③住み続けるための計画がある
これらの3つが成り立つように、細かく条件が設定されています。
認定を受けるための条件
長期優良住宅の認定項目には以下のようなものがあります。
1 耐震性
極めて稀に発生する地震に対し、住み続けるための改修が容易に済むよう、損傷レベルの低減を図ること
2 省エネルギー性
必要な断熱性能などの省エネルギー性が確保されていること
3 劣化対策
数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できること
4 維持管理更新容易性
構造躯体に比べて耐用年数が短い内装・設備について、清掃、点検、修理、交換を容易に行うための措置が講じられていること
5 可変性
居住者のライフスタイルの変化等に応じて間取りの変更が可能な措置が講じられていること(共同住宅等のみ)
6 バリアフリー性
将来のバリアフリー改修に対応できるよう共用廊下等に必要なスペースが確保されていること(共同住宅等のみ)
7 住戸面積
良好な居住水準を確保するために必要な規模を有すること
8 維持保全計画
建築時から将来を見据えて、定期的な点検・補修等に関する計画が策定されていること
9 住宅履歴情報の管理
長期優良住宅の認定を受けた住宅については、その建築及び維持保全の状況に関する記録を作成し、保全しなければならない
10 居住環境
良好な景観の形成、その他の地域における居住環境の維持及び向上に配慮されたものであること
これらの項目をクリアすることで、さまざまな優遇を受けることができます。
どんなメリットがあるのか
長期優良住宅の認定を受けた住宅は、主に以下のような税の優遇を受けることができます。
1 住宅ローン控除が拡充される
最大13年にわたり、年末のローン残高の0.7%が所得税や住民税から控除されます。(2025年4月より義務化する「省エネ基準適合住宅」以上が必須)
2 固定資産税の減税を受けられる
長期優良住宅の新築住宅を取得した場合、減税措置の適用期間が一般住宅の3年より延長され5年になります。
3 不動産取得税の減税を受けられる
長期優良住宅の新築住宅の場合は、控除額が一般住宅より大きくなります。
4 登録免許税の税率が引き下げられる
住宅の購入者が、所有権保存登記の申請の際に納める税金のこと。長期優良住宅や低炭素住宅の新築の場合、所有権保存登記等に係る税金が一般住宅より引き下げられます。
5 住宅ローンの金利の優遇を受けられる
長期優良住宅など、省エネルギー性、耐震性などを備えた質の高い住宅を取得する場合に、フラット35の借入金利が一定期間引き下げられます。
6 補助金を利用できる
省エネに適した新築住宅を取得すると補助金が交付されます。2025年は「子育てグリーン住宅支援事業」創設され、より省エネ性能が高いGX志向住宅は160万円が補助されます。
7 地震保険料の割引を受けられる
長期優良住宅の場合には、地震保険の割引制度のうち、耐震等級割引(30%または50%)か免震建築物割引(50%)のいずれかを受けることができます。
まとめ
いかがでしたか?長期優良住宅は、耐震性や断熱性能、防火性に優れているため、地震や火災などの災害から身を守ることができます。また省エネ性能に優れているため、エネルギー消費を抑え、経済的な面でもメリットがあります。
さらに、長期優良住宅の認定を受けるとさまざまな税の優遇も受けるいことができます。これらの制度を賢く利用して、快適な住まいづくりをしましょう。