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家づくり|ほどよい室内温度と結露防止②

結露する理由
空気はいつもある程度の水蒸気を含みますが、最大どれだけの量を含めるかは温度で決まります。温度が高いほど多くの水蒸気を保てます。
たとえば、ほどほどの湿度をもった暖かい室内を考えます。その室温を徐々に下げていくと、湿度はどんどん上がっていき、いずれ100%の飽和状態となります。空気の温度がさらに下がると、空気が含める水蒸気の最大量も減るので、その量を超えた分の水蒸気が水になって現れます。このときの空気温度を露点といいます。
室内の空気が、冷えたガラスやサッシに触れて、その部分で温度が露点より下がり、含んでいた水蒸気が水に変わったものが、窓の結露です。
結露はなぜ怖いのか
窓や壁の面に水滴がつく状態を表面結露と言います。毎日水滴をふき取る手間がかかり、放っておくと色々な問題が発生します。
まず結露のあとに生えるカビです。ガラスやアルミ自体はカビが生えませんが、表面のわずかな埃や、ガラスを留める樹脂部分に結露の水分が加わり、カビが発生します。カビは建材を汚し、空気中に飛散し、喘息やアレルギーの原因となります。壁のビニールクロスも同様です。窓枠の木部では、カビに加えて腐朽菌が繫殖し木材を腐らせます。鉄などの金属は錆びることもあります。
壁の中の結露
さらに厄介なのは、壁の中で起こる内部結露です。水蒸気は湿度の低い方に移動しますから、壁の石膏ボードや合板などを通り抜け、室内より乾燥している外気に向かいます。壁を通過する途中で露点温度に達すると、壁の内部で結露します。このとき繊維系の断熱材が水分を含むと、その重さで断熱材が下に落ちたり壁内の柱や土台を腐らせたりして非常に危険です。
結露を呼ばない断熱材
窓と外壁、屋根の断熱・気密性能を上げることで、壁面や窓の表面結露を防ぎます。壁内部の結露を起こさないために、水蒸気を通さない防湿フィルムなどを壁内(室内側)に張ることも有効です。また、水蒸気が入っても材内部に拡散させ水滴化しにくくする断熱材を用いて内部結露を防ぐ方法もあります。