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家づくり|木造住宅の耐震①

家づくり|木造住宅の耐震①

耐震のしくみ

建てた家が、地震や台風がきたときに十分に耐えられるつくりになっているかどうかは、たいへん気になるところです。木造住宅の基本的な地震対策について見ていきましょう。

建物にかかる力

建物が壊れないためには、建物にかかる2つの力に対して、耐えうる構造でなくてはなりません。

力の1つは、建物自体の重さと家具や人の重さ、そして屋根に積もった雪の重さなど、上下の方向にかかる自重、つまり「重力」です。常時かかっているこの重力を、主に支えているのが柱、梁など、建物の骨格である軸組です。

もう1つの力は、横方向の力、すなわち地震や台風が建物に及ぼす水平力です。木造住宅がこれらの力に抵抗するには柱や梁などの軸組だけでは不十分のため、主に変形に耐えることのできる強い壁をつくることで補います。この壁を耐力壁または耐震壁と呼びます。

耐力壁の強さや量が不足していたり、配置のバランスが悪かったりすると、地震が起きたときに倒壊の原因となります。耐力壁は木造住宅の耐震性を確認できる1番簡単な方法といえるでしょう。

耐力壁の種類

耐力壁は、大きくは筋かいを入れたものと、合板などの面材によるものとに分かれます。どちらもつくりに応じて強さが認められた「壁倍率」が与えられていて、数字が大きいほど強い壁です。

筋かいとは柱や梁などの軸組のなかに対角線状に材を渡すもので、四角よりも変形しにくい三角形の性質を利用する考え方です。端部の留め方が重要で、釘または筋違い金物を用い、柱・梁・土台に留めます。材の断面が大きいほど、また1本の片入れより2本のたすき掛けのほうが、高い壁倍率となります。

面材による耐力壁は、構造用合板や石膏ボードなどを、柱と梁に釘留めしてつくります。面材の厚さや強度に応じて壁倍率が設定されています。また釘の径や長さ、間隔により耐力壁の強度が左右されます。

まとめ

いかがでしたか?大きな地震や台風でも倒壊することなく家族を守ることができる、そんな強固な家をつくるには何が必要なのかをしっかりと考え、安心して暮らすことができる家づくりをしましょう。

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